"織"から始まった興味が、空間へと広がっていった。

 

繊細なモノがそこに在ることで、見えてくるものがあること、

そして特定の場所に対して何かを存在させることのおもしろさへと繋がった。

 

そんな折、海に囲まれた小さな島や, 山村の集落で滞在制作をさせていただいた。

巡る季節の中で自然と上手に関わりながら生活している

じいちゃんばあちゃんたちの〝知恵″に触れ、ワクワクすると同時に、

それを横目に〝制作″だけに時間を費やしている自分にソワソワした。

 

日々の生活と制作。

どちらもやりたいと思った。

 

移動すること、旅すること。

土を耕し、食べものをつくること。

繕いものをしたり、身近にある素材を工夫してモノをつくること。

様々な時代・地域の人間の知恵と手がつくったものや、自然がつくった美しいもの、

そして途方もない時間や記憶を纏った古いものを見て、心が震えること。

本や知識を通して ものごとの新しい在り方を知ることで、この世界の見え方が変わること。

身体を動かすこと。作品をつくること。

 

いろいろ矛盾もあるけれど、

" 生活 "と" 制作 "が線引きなく存在するように

すべてが繋がってきたら気持ちいいだろうなと思う。

 

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